賃貸物件の契約期間終了が近づくと更新するかそのまま終了するかを選ばなければいけませんので、もうそろそろという方のなかにはどうするか迷っている方もいると思います。
賃貸物件は更新したほうがお得なのでしょうか?
引っ越しをしたほうが費用を抑えられるのでしょうか?
この記事では、それぞれのメリット・デメリットや費用を解説します。
賃貸物件の更新と引っ越しではどちらのメリットが多い?
お部屋を借りるときには、賃貸契約を交わします。
賃貸物件にもよりますが、契約期間はだいたい2年間です。
2年が経過するときに、更新するのか引っ越すのかを決めなければいけません。
賃貸物件を更新するメリットは、現状維持できる点です。
住み慣れた場所は居心地がいいもの。
更新すれば、通勤通学の方法を変える必要もありませんし、お気に入りのお店にもそのまま通うことができます。
更新のタイミングで、家賃交渉ができるのもメリットでしょう。
更新のタイミングで引っ越すメリットは、気持ちを一新できる点です。
気持ちが落ちているときは心機一転、新しい場所で生活すると気分を変えることができます。
現在住んでいる部屋に不満がある場合は、それを解消するチャンスになるでしょう。
賃貸物件の前に大きなビルが建って日当たりが悪くなった、転職して通勤距離が変わったなど、住んでいる間に環境が変わった場合も引っ越しするチャンスです。
賃貸物件の更新費用と引っ越し費用はどちらが高い?
賃貸物件はだいたい2年ごとに更新し、更新のタイミングで手数料がかかることがあります。
手数料を払うなら引っ越しをしようかなと考える人もいるでしょう。
では更新の手数料を払うのと引っ越しするのと、費用はどれくらい違うのでしょうか?
どちらのほうが費用を抑えられるか、チェックしてみましょう。
更新する場合、かかる費用は更新料・手数料・火災保険料です。
更新料の相場は家賃の1か月分といわれています。
家賃が7万円であれば更新料・手数料・火災保険料を含めて、平均で20万円程度が更新時にかかります。
引っ越しをした場合にかかるのが、新しい賃貸物件の初期費用・引っ越し費用・現在住んでいる賃貸物件の退去時にかかる費用です。
賃貸物件の初期費用は家賃の5か月分程度といわれているので、家賃7万円なら35万円です。
引っ越し費用の平均は、3万円程度。退去時にかかる費用は2DKで5万円程度といわれています。
引っ越しを考えているなら、全部で50万円程度は用意しておくことになります。
引っ越し費用や退去時にかかる費用は、依頼する会社や契約で大きく変わることがあります。