賃貸物件を契約する際には、初期費用が必要なことはご存じですか?
契約をするために、ある程度まとまったお金を準備しておかなければならないので、ぜひその内訳やおおよその金額を知っておきましょう。
そこで今回は、賃貸物件での暮らしを検討している方へ向けて、契約の際に必要な初期費用とはどのようなものなのか、また費用を抑える方法をご紹介します!
賃貸物件の初期費用とは?内訳や計算方法を解説!
気に入った賃貸物件が見つかったら、次は契約へと進みますが、この際に初期費用としてまとまったお金を支払わなければなりません。
「初期費用ってなんのお金なの?」と疑問に思う方のために、内訳と金額をご説明しますね。
それぞれの費用の計算方法は、契約する物件の家賃を基準にして考えるのが一般的です。
初期費用の内訳とは?
●敷金…1ヶ月分
●礼金…1ヶ月分
●前家賃…1ヶ月分
●仲介手数料…1ヶ月分
●火災保険料…約12000円(2年分)
費用の大部分を占めるのは、大家さんへ支払う敷金・礼金と、不動産会社に支払う仲介手数料です。
また賃貸物件は家賃の前払いが一般的なので、契約の際には前家賃も費用として含まれます。
月の途中に入居する場合は、日割り計算した家賃も支払わなければなりません。
さらに万が一のために火災保険への加入を求められます。
これは物件の契約期間が2年の場合、2年分の保険料を一括して支払うので、一人暮らしの方向けの物件ですと、約12000円です。
これらの費用を合算すると、家賃の5カ月分ほどになり、たとえば家賃50000円の物件ですと、約250000円の初期費用がかかる計算になりますね。
賃貸物件の初期費用を抑える方法とは?家賃やオフシーズンに注目!
賃貸物件に暮らすためには、契約時の初期費用のほかに引っ越し費用や家具・家電などを買いそろえる費用をプラスして考えなければなりません。
できれば契約時の初期費用は少しでも抑えたいですよね。
そこで、初期費用を抑える方法をいくつかお伝えします。
●少しでも家賃の安い物件を探す
●敷金・礼金がいらない物件を探す
●オフシーズンを選んで入居する
先程もお伝えしましたが、初期費用は家賃を基準に計算されます。
家賃の約5ヶ月分と考えると、仮に家賃が1万円安い物件を選べば、約5万円の節約になりますよ。
なかには敷金・礼金がいらない物件もあるので、手持ちがない方はそのような物件を探すのもよいかもしれませんね。
また人の移動が少ない5月から8月は、不動産業界や引っ越し業界のオフシーズンになり、家賃や引っ越し代金が下がる可能性がありますよ。