インターネット完備の賃貸物件なら部屋までインターネット回線が引き込まれているのですぐにインターネット利用ができますが、そうでない賃貸物件にインターネット回線を引き込みたいと考えた場合はどうすればいいのでしょう?
今回は賃貸物件で回線工事をやってもいいのか、やるとしたらどんな流れで、どんな注意点があるのかなど解説します。
賃貸物件にインターネット回線を引く工事をおこなうまでの流れ
賃貸物件の自分の部屋にインターネット回線を引くための「回線工事」をするための流れはざっと以下のとおりです。
1.「共用部分までならインターネット回線が引き込まれているのかどうか」を確認する
2.共用部分まで回線が引き込みされている場合は、その賃貸物件は「インターネット対応物件」であり、自室への回線工事も問題なくできるが、共用部分にもインターネット回線が引き込まれていない場合は、大家や管理会社に回線工事の許可を得る
3.回線工事の許可が得られなかった場合は、Wi-Fiルーターの利用など「回線工事をせずにインターネット利用できる手段」を選ぶ
賃貸物件でインターネット回線工事をおこなう際の注意点
賃貸物件でインターネット回線工事をおこなう際の最大の注意点として挙げられるのが、決して無断で回線工事をせず、必ず大家や管理会社の許可を得るということです。
インターネット環境が用意されていない賃貸物件で新しく光回線の回線工事をするとなるとケーブル固定のためのビス打ちは必要ですし、さらに場合によっては壁への穴開けなどが必要となるケースもあるため、無許可でやるととんでもないトラブルに発展するリスクがあります。
事前相談のルールは絶対に守りましょう。
その他の注意点としては、以下のようなものが挙げられます。
●回線工事の費用がかかることを理解しておくこと
●回線工事をやった部屋の退去時に原状回復をする必要があるかどうかの確認を事前にしておくこと
回線工事の許可が得られなかった場合は先ほども述べたとおりWi-Fiルーターの利用など別のインターネット手段を検討しましょう。
「原状回復が必要と言われたので、退去時の費用節約も考えて原状回復が必要ないインターネット手段を探している」という人にもWi-Fiルーター利用は有効ですよ。