自宅でくつろいで過ごしていたのに隣の部屋からの大きな物音が気になったり、ゴミの臭いが漂ってきたりして嫌な気分になったことはありませんか。
他人同士が暮らす賃貸住宅では、実際にこのような隣人トラブルが多く見られます。
ここでは、賃貸住宅における隣人トラブルの具体例と対処法についてご紹介します。
賃貸住宅でよく見られる隣人トラブルの例3つ
他人同士が隣り合わせで住んでいる集合住宅では、さまざまなトラブルが発生しがちです。
トラブルの例として次のような3パターンが上げられます。
●子どもの声や走り回る音、生活音による騒音
●ペットやゴミなどの悪臭
●指定された曜日以外にゴミ出しをするなどのマナー違反
小さい子どもがいる家庭では、走り回ったり飛び跳ねたりする音が響き、階下や隣の住民から苦情を言われることもあるでしょう。
また、勢いよく窓や戸を閉めるとそれを騒音と捉えられてしまうこともあります。
騒音の感じ方は人それぞれなので、そんなに大きな音をたてているという自覚が自分にはなくても、他人にはうるさく感じてしまうことがあります。
また、ゴミをベランダに出しているとそれが災いして悪臭トラブルに発展しかねません。
気温の低い冬ならそれほど気になりませんですが、夏場は大変な臭いになることがあるので注意が必要です。
ほかにも、指定されている曜日に関係なくゴミを出してカラスに荒らされてしまった、というトラブルが報告されています。
賃貸住宅での隣人トラブルに対処する方法
トラブルを起こす隣人に苦情を言いたい場合には、まず管理会社や物件のオーナーに相談することをおすすめします。
直接本人に苦情を言うと仕返しや嫌がらせなど、新たなトラブルになる可能性があるためです。
多くの場合、当人同士が直接話し合うより第三者が介入したほうが問題は解決しやすいです。
また、こちらは迷惑行為をしていないと思っていても近隣住民から苦情を言われた、ということもあるでしょう。
そのような場合にも、直接文句を言うのではなく管理会社やオーナーに一旦相談してください。
その際、相談するときには、誰が、どこで、いつ、どんな迷惑行為したかを具体的にしておくことが求められます。
これらを明確にしておけば管理会社やオーナーも対応しやすいからです。
なお、ゴミなどのトラブルであれば現場を写真に撮っておくこともおすすめします。