暗証番号式の鍵は電子錠のひとつで、最近は一般家庭や賃貸物件にも取り付けられるようになりました。
普通の鍵と違って紛失してしまう心配がなく、防犯性も高いイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
今回は賃貸物件へお住まいを検討されている方や住まわれている方に向けて、暗証番号式の鍵のメリットとデメリットをご説明しましょう。
暗証番号式の鍵が付いている賃貸物件にはいろいろなメリットがある!
暗証番号式の鍵は、暗証番号を入力すると解錠できます。
このように、鍵穴に鍵をさしたり回したりしなくても解錠や施錠ができる鍵は、「キーレス錠」とも呼ばれます。
キーレス錠には、他にもリモコン式やカード式、指紋認証式などがあり、どれも鍵を回す手間がいらないことが特徴です。
暗証番号式の鍵は、4~10桁ほどの暗証番号を設定することができます。
もし暗証番号を知られてしまっても、番号を変更できるため、防犯性が高いと言われています。
大きなメリットは、鍵を紛失する心配がない点でしょう。
合鍵も不要で、家族の間で番号を共有するだけでよいことも便利です。
一定時間が過ぎると自動的に施錠されるので、鍵のかけ忘れを心配することもありません。
また鍵穴がないので、ピッキングにも強いと考えられるでしょう。
暗証番号を何度か間違えるとロックがかかって開けられなくなるものや、警報が鳴ったりスマホに通知が届いたりするものなど、防犯機能がいろいろと付いている面でも安心です。
暗証番号式の鍵が付いている賃貸物件のデメリットもチェックしよう
暗証番号式の鍵のデメリットは、番号を忘れたら解錠できない点でしょう。
防犯のためにたびたび番号を変えた結果、今の暗証番号がわからなくなってしまうケースも考えられます。
また電池式のものは、電池切れに気付かないでいると暗証番号がリセットされてしまう可能性もあります。
さらに液晶画面に付いている指紋などから、暗証番号を予測されてしまうかもしれません。
ですから画面はいつもきれいにしておくように心がけ、できたら番号の並びが毎回ランダムで変わるタイプの機械にすると、より安心できるでしょう。